健康管理について

健康管理についての注意事項

※大会当日は高温が予想されます。熱中症や脱水症状を防ぐため、水分補給が重要です。
効果的な水分補給方法の一つに、「ウォーターローディング」という手法があります。
大会前から十分な水分補給を行うことで、体調を維持し、脱水症状を防ぐことができます。
詳しくは「ランニング用語辞典「ウォーターローディング」 - RUNNET」をご覧ください。

  • 大会参加に際しては、事前に十分なトレーニングを行い、健康診断の受診や持病等のある方は医師に相談するなど、体調には万全の配慮をした上で参加してください。体調に不安がある場合は、決して無理をせず、参加を見合わせてください。
  • マラソンは準備を怠ると危険なスポーツです。熊本城マラソンでも、過去にランナーの心停止等の事例が発生しています。
  • 主催者は、可能な限りの医療救護体制を準備しておりますが、主催者の責によらない疾病や事故に際し、応急処置を除いて一切の責任を負いません。自己の責任においてしっかりと準備の上でご参加ください。

マラソンに取り組む市民ランナーの安全10か条

計画的にトレーニングに取り組んでいただき、安全に大会にご参加いただくため、「マラソンに取り組む市民ランナーの安全10か条」をご紹介させていただきます。大会に参加される前に必ずご一読ください。

「マラソンに取り組む市民ランナーの安全10か条」
  1. 普段から十分な栄養と睡眠をとりましょう。
  2. 喫煙習慣をやめましょう。
  3. メディカルチェックを毎年受けましょう。
  4. 生活習慣病がある方は、かかりつけ医とよく相談しましょう。
  5. 計画的なトレーニングをしましょう。
  6. 気温、湿度に適したウエアの着用と、適切な水分補給をしましょう。
  7. 胸部不快感、胸痛、冷や汗、フラツキなどがあれば、すぐに走るのを中断しましょう。
  8. 足、膝、腰などに痛みがあれば、早めに対応しましょう。
  9. 完走する見通しや体調に不安があれば、やめる勇気を持ちましょう。
  10. 心肺蘇生法を身につけましょう。

詳しくは「公益財団法人 日本陸上競技連盟医事委員会」「日本体力医学会ガイドライン検討委員会」の共同策定による「マラソンに取り組む市民ランナーの安全10か条」をご覧ください。
https://www.jaaf.or.jp/pdf/about/resist/medical/marathon_article10.pdf

メディカルチェックリスト

大会前

下記項目について、ひとつでも当てはまる項目があれば、大会参加の可否について、かかりつけの医師とよく相談してください。医師の指導のもと、検査や治療を受けて下さい。大会に参加する場合は、自己の責任において参加してください。

  • 心臓病(心筋梗塞、狭心症、心筋症、弁膜症、先天性心疾患、不整脈など)の診断を受けている、もしくは治療中である。
  • 突然、気を失ったこと(失神発作)がある。
  • 運動中に胸痛、ふらつきを感じたことがある。
  • 血縁者に‘いわゆる心臓マヒ’で突然に亡くなった方がいる(突然死)。
  • 最近1年以上、健康診断を受けていない。
  • 血圧が高い(高血圧)。
  • 血糖値が高い(糖尿病)。
  • LDLコレステロールや中性脂肪が高い(脂質異常症)。
  • たばこを吸っている(喫煙)。

かかりつけ医とは、皆さんの健康や体調を管理してくれる身近なドクターです。
かかりつけ医をきちんと決めて、各種の検査やレース参加などについて相談しましょう。

大会当日

次の項目にひとつでも該当する場合は、ペースを落とす、またはレース自体の自重が必要です。心臓トラブル等の回避には、自己管理が不可欠です。体調に異常を感じたら、勇気を持って棄権するよう心がけてください。

  • 熱がある、熱感がある。
  • 疲労感が残っている。
  • 昨夜の睡眠が充分にとれなかった。
  • レース前の食事や水分をきちんと摂れなかった。
  • かぜ症状(微熱、頭痛、のどの痛み、咳、鼻水)がある。
  • 胸や背中の不快感や痛みがある。動悸・息切れがある。
  • 腹痛、下痢がある。吐き気がある。
  • レース運びの見通しが立っていない。

(日本陸上競技連盟医事委員会「市民マラソン・ロードレース 申し込み時健康チェックリスト」から抜粋)

健康に走るための身体づくり

マラソンは、身体に大きな負担のかかるスポーツです。安全に走るためには、継続したトレーニングが欠かせません。熊本城マラソン公式YouTubeチャンネル「きよくまチャンネル」では、健康に走るための身体づくりに関する動画を公開しています。ぜひご覧ください!また、トレーニングの際は決して無理せず、十分な休養も心がけましょう。

【たった3分!!】自宅で出来る体幹トレーニング(上半身編)

【足腰強化!!】自宅で出来る体幹トレーニング(下半身編)

【猛暑対策!!】夏場のトレーニング

【鍛えて守る!】膝まわりの集中強化

【疲労回復!!】ランニング後のストレッチ

【故障を防いで身体が軽くなる!】自宅でできる簡単セルフケア(アイシング編)

詳しくはきよくまチャンネルをご覧ください。
https://www.youtube.com/@user-nb4zn6cn1w/videos

いざという時の応急手当の方法

全国各地で巨大市民マラソン大会が数多く開催され、多くの方々が参加し、生涯スポーツのひとつとして定着してまいりました。その一方で、残念ながらレース中の心肺停止例が発生しているのも事実です。
大会では可能な限りの医療救護体制を準備しておりますが、救急隊到着までに適切な応急手当が実施されれば、より救命できる可能性が上がります。
突然の心停止を救うことができるのは、救命の現場に居合わせたあなたかもしれません。そういった場合どのように対応すべきか、学習しましょう。

詳しくは消防庁の応急手当WEB講座をご覧ください。
https://www.fdma.go.jp/relocation/kyukyukikaku/oukyu/index.html